当院は手技だけでは届かない領域へ｜整体×メディセルで広がる筋膜/fasciaケアとリラックスの可能性

『筋膜の癒着』とは？｜メディセルミニで導く“手では届かない新しい施術”

整体やトレーニングの現場でよく耳にする『筋膜の癒着』という言葉。
でも実はこれ、医学的に厳密な表現ではありません。

『癒着』とは、本来は炎症や手術後に臓器などの組織が異常にくっついてしまう状態を意味します。
つまり『筋膜が癒着しているから痛みが出ている』という説明は、医学的な定義とはズレがあるということです。

筋膜、英語では『fascia（ファシャ）』と呼ばれるこの組織は、筋肉や内臓、血管、神経など、身体全体を包み込む薄い膜です。
まるで全身を覆うボディースーツのように、構造を支え、動きをつなげ、内圧の調整をする重要な組織です。

さらに筋膜は、単なる”包み”ではありません。

という多様な役割を担っています。

健康な状態では、筋膜同士が滑らかに動き、組織間の摩擦が最小限に保たれています。
ところが、ストレス、疲労、姿勢の崩れ、運動不足などが重なると、筋膜の『滑走性』が失われ、動きの悪さや違和感、慢性痛として現れるようになります。

このような状態を『癒着』と表現することがありますが、あくまでも医学的な使い方ではなく便宜的な言い回しです。

筋膜の滑走性が悪くなると…

といった不調につながります。

たとえば、首や肩の筋膜の滑りが悪くなると、
→ 首を回すだけで引っかかる感じがする
→ 常に肩が重だるい
→ 頭痛や眼精疲労につながる

このように、筋膜の状態は私たちの日常動作や体調に直結しているのです。

整体院 good body.では、何よりも『僕自身の手による施術』を軸にしています。
実際に『やっぱり手の施術が一番良い』という声も多くいただきます。

そんな中で、僕があえて導入したのが『メディセルミニ』という筋膜吸引機器です。
理由は、僕の手では再現できない“吸引力”によるアプローチがあるからです。
（以下、メディセルと表現します。）

この機器は皮膚を優しく吸い上げながらスライドさせることで、交感神経優位で緊張した身体をリラックスへと導き、筋膜の滑りを促します。

また、単に筋肉を緩めるだけでなく、副交感神経のスイッチを入れるきっかけ作りにもなると感じています。
施術の最中から眠気を訴える方も少なくありません。

このように、目的によって施術手段を最適に選び、組み合わせるのが僕の考え方です。

正直に言えば、僕自身も半信半疑でした。
けれど、妻にメディセルの施術をしてもらった日は睡眠の深さが全く違うんです。
しかも、翌日のマラソン練習では肩甲骨周りの動きが快適、関節の動きが軽く、脚がよく動く。

体感したからこそ、これは施術の可能性を広げるツールになると感じています。
すべての方に必要というわけではありませんが、

こういった方には、ぜひ一度体験してほしいと思っています。

吸引の強度は調整できるため、皮膚への負担も最小限。
『痛い』よりも『心地よい』刺激を意識しています。

メディセルはリラックス目的だけではなく

など、目的に合わせて応用できるツールです。

僕の理想は『ダラダラと通わせない整体』です。

そんな”卒業型の整体”を目指しています。

メディセルを活用した施術も、『通わせるため』ではなく『早く良くなって卒業するため』
そのために必要な一つの選択肢として用意しています。

身体を変えるためには、時には普段とは違うアプローチを試すことも大切です。
もし、今の状態に少しでも違和感や限界を感じているなら、
ぜひ一度、メディセルミニを体験してみてください。
『こんな感覚は初めて』と思える新しい変化を、一緒に作っていきましょう。