今回は久しぶりに、症状や整体についてではなく、ここ数ヶ月の近況を書いてみようと思います。
整体院での仕事はもちろん変わらず続けていますが、その他では大きく2つのことがありました。
1つは、フォトグラファーとして『カラダのライン』を写す撮影が増えたこと。
もう1つは、今年も富士登山競走の山頂コースに出場したことです。
【カラダの撮影と富士登山競争】
こうやって並べるとまったく関係がなさそうですが…
振り返ってみると、どちらも僕にとっては『身体』という部分で繋がっていました。
カラダのラインを写す撮影が増えました
カメラを2024年の6月に購入して、様々な人や物を撮影して約2年。
最初は風景や物、猫など、とにかくいろいろなものを撮っていました。
その中で1番興味深く面白かったのが『人』でした。
そこからプロフィール写真を撮るようになり、ヨガやピラティス講師、トレーナーなど、身体に関わる仕事をしている方を撮影する機会も増えていきました。
最近は、さらに一歩進んで、【今の身体を写真に残したい】と言う方のボディプロフィール撮影や、身体のラインそのものを表現する作品撮影にも力を入れています。
今まで学んできた解剖学や運動学の筋肉の知識を駆使して水着やトレーニングウェアなどを着て、背中や肩、お腹、お尻、脚など、その人の身体の特徴を光と影を使いながら写していく撮影です。
こうした撮影をしていると、やっぱり僕は人の身体を見ることが好きなんだなと再確認をしています。
綺麗な身体って何だろう?
僕は柔道整復師として人の身体を診てきました。
整体では、姿勢や重心、関節の動き、筋肉の張りなどを診ます。
カメラを持つと同じ身体でも見え方が少し変わります。
・肩から腕へ続くライン
・背中に入る光
・立ったときの脚の形
・振り返ったときにできる身体の捻り
筋肉や骨格を見ていることには変わりありませんが『良い、悪い』ではなく、その人の身体をどうすれば魅力的に写せるだろう?という視点になります。
面白いことに撮影を重ねるほど、綺麗な身体=細い身体、若い身体、鍛え上げられた身体ではないと思うようになりました。
30代には30代の身体があり、40代には40代の身体がある。
当然、50代には50代の身体がある。
日々の仕事、子育、運動…時には身体を痛めながら過ごしてきた時間も含めて、その人の身体なんだと思います。
だから、『もう少し痩せてから…』だとか『もう少し鍛えてから…』ではなく、今のカラダには、今しかないものがある。
それを写真として残すのも面白いなと思っています。
今年も富士山を走ってきました‼
人の身体を撮影している一方で、7月には自分の身体を使って富士山へ。
今年は富士登山競走の山頂コースに出場しました。
昨年は五合目コースでした。
力みなく『富士登山競争』を楽しむつもりで出場をしたら、山頂コースの規定のタイムを突破してしまったんです(笑)
今年はその続きとして山頂を目指す挑戦でした。
スタート前から練習が十分にできていない自覚はありました。
それでもなぜか朝からワクワクしていて『まあ、なんとかなるかな?』という気持ちも少しありました。
が…なんとかなりませんでした(笑)
周りのペースにも飲まれて、自分のリズムが作れない。
スタートして早々に呼吸が苦しい…スタートして1kmで歩き出してしまいました。
最初は標高の影響かな?とも思ったのですが、冷静に考えればスタート地点はまだそこまで高くありません。
そして途中で気付きました。
今年に入ってスピード系の練習やLT走などの呼吸を上げるような練習をほとんどやっていない。
長時間動き続ける練習も足りていない。
そりゃ苦しいよね…と(笑)
過去にはフルマラソンを3時間20分で走ったこともあります。
でも、それは『以前の僕』の話です。
昔、走れていたからといって、今も同じように走れるわけではありません。
身体はとても正直でした。
やっていないことは、いざと言うときにできるわけがない。
『昔はできた…』は、今の身体とは関係ない
富士登山競走を走りながら、これをかなり実感しました。
以前できたこと、以前の体力、以前の身体…
僕たちはどうしても、過去の自分を基準に今の自分を考えてしまいます。
これは整体院でもよく聞く話です。
・昔はもっと動けたんです…
・以前はこんなところ痛くなかったんです…
・若い頃は身体が柔らかかったんです…
もちろん、その頃の自分を知っているからこそ出てくる言葉だと思います。
でも大切なのは、昔の身体と比べ続けることではなく、今の身体がどうなっているのかを知ること。
富士登山競走では、僕自身がそれを思い知らされました。
練習していないことは、できなくなる。
逆に考えれば、また必要な刺激を入れていけば身体は変わっていきます。
自分の身体を使って、改めて勉強させてもらったような大会でした。
写真の撮影と富士登山競走から感じた共通点
ここ数ヶ月、人の身体を写真に残すこと。
そして、自分の身体で富士山に挑戦すること。
表面的には、全く違うことをしていましたが、振り返ってみると、僕の中では同じところにたどり着きました。
それは『今の身体を受け入れる』ということです。
写真では『もっと痩せたら…』だとか『もっと鍛えたら…』ではなく、僕の撮影は今の身体の魅力を探します。
走ることでは『昔はこれくらい走れた…』ではなく、今の自分にどれくらい走る力があるのかを受け入れなければいけません。
そして整体の施術でも同じです。
僕が診せてもらう時も、最初に考えるのは『今、この人の身体はどうなっているんだろう?』ということ。
実際に、動いてもらう。触れてみる。話を聞く。
その日の身体を確認しながら、必要なことを考えていきます。
身体はずっと同じではありません。
仕事、運動、睡眠、生活環境、年齢などの影響を受けて、様々なものの影響を受けながら変化します。
だからこそ、今の身体を診ることが大切なんだと思います。
結局のところ、僕は身体が好きなんだと思います。
22歳で柔道整復師の国家資格を取得して、長い間、人の身体に触れる仕事をしてきました。
そして今は、整体院の仕事をしながらカメラを持つようになりました。
整体では、触れて身体を診る。
写真では、光や影やカラダのラインから身体を見る。
ランニングでは、自分自身の身体を使って知る。
やっていることはバラバラに見えますが、結局、僕がずっと興味を持っているのは『人と身体』なんだと思います。
写真を始めたことで、整体とは違う角度から身体を見るようになりました。
ランニングを続けていることで、自分自身の身体が思い通りにならない経験もします。
そういう経験も全部、整体の仕事に戻ってきます。
ちなみに富士登山競走については、今回かなり練習不足を痛感しましたので、また少しずつ走れる身体に戻していきます。
当院に来てくださっている皆さんも、仕事、旅行、スポーツ、趣味、子育てなど、それぞれ身体を使ってやりたいことがあると思います。
身体は、それらを楽しむための土台です。
これからも整体だけに閉じることなく、写真を撮ったり、自分自身も身体を動かしたりしながら、人と身体について考え続けていきたいと思います。
今回は、そんな最近の近況報告でした。
撮影をした写真は肖像権の関係もあるのでこちらのブログには掲載できません。
下記のInstagramかご来院の際にお見せできますのでお気軽にお声がけください。
▶堀江和弘|ヒトとカラダを写す人/Instagramアカウント
https://www.instagram.com/camera_kozou358/

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